大企業の45歳以上のリストラが増えていますが、今後も減ることはなく、リストラが当たり前の雇用流動化時代に突入する可能性が高いです。そんな時代に備えて40代がすべきことを今回の記事で解説しました。

 

  • リストラが当たり前の雇用流動化時代に備えて40代がすべきこと
  • 今後求められるスキルとは?
  • スキルを身に付ける方法

 

リストラが当たり前の雇用流動化時代に備えて40代がすべきこと

すべきことは下記の通り。

 

  • キャリアの棚卸しをする
  • 今後取り組んでみたい仕事に必要なスキルを身に付ける
  • 会社や副業でスキルを身に付けながら実践する

 

キャリアの棚卸しをする

キャリアの棚卸しは転職を考えた時にするものですが、ここではその意味に加えて、経験・スキルの有無を明らかにするために行います。

 

キャリアの棚卸しの具体例

職種、職務内容、実績について書きだしていきます。

 

コンサル会社の営業職
法人の新規顧客開拓、新規開拓営業部リーダー、入社2〜3年目までの社員の指導・育成
対前年比150%の売上、社内MVP

 

こんな感じです。次に、今後やってみたい職種・職務内容とその目標を書き出していきます。

 

マーケティング
Webコンテンツ企画、Webマーケティング、Webライティング
ウェブからの問い合わせが対前年比150%増

 

この過去と未来を比較して足りないスキルが、あなたにとって必要なスキルです。

 

今後取り組んでみたい仕事に必要なスキルを身に付ける

まず、職務内容で挙げたWebコンテンツ企画、Webマーケティング、Webライティングを実行するのに必要なスキルに分解します。

 

Webコンテンツ企画であれば、Webコンテンツ企画の仕方、取材の仕方です。Webマーケティングであれば、SNSの運用の仕方、運用型広告の運用の仕方です。Webライティングであれば、Webライティングの仕方です。

 

これらのノウハウを身に付けるために、外部の講座に出向いたり、ネット上のノウハウを購入して勉強します。

 

会社や副業でスキルを身に付けながら実践する

営業職の時はテレアポをしたり、飛び込みをしたりして新規の顧客を獲得していましたが、マーケティング職ではそうでない方法で顧客を獲得します。

 

例えば、新規の顧客を獲得したいというクライアントがいたら、自社で新規の顧客を獲得していた方法をWebコンテンツにして公開します。公開しただけでは誰も見てくれないので、SNSで発信したり、Google広告などを利用して露出を増やします。

 

このようにして実践をしながらスキルを磨いていきます。

 

今後求められるスキルとは?

今後求められるスキルは3つです。

 

  • 新規顧客開拓力
  • Webマーケティング
  • プログラミング

 

新規顧客開拓力

インターネットの時代になっても、新規の顧客を獲得するスキルは必須です。アナログだけ、デジタルだけに拘るのではなく、両方をミックスして新規の顧客を獲得できる人が強いです。

 

Webマーケティング

デジタルを駆使して新規の顧客を獲得するための手段としてWebマーケティングが使われます。Webマーケティングといっても方法はたくさんあります。バナー、メルマガ、SNS、ブログ、SEO、リスティング広告です。自社のウェブサイトにこれらの手段を使ってアクセスを集めるので、アクセス解析もできると良いでしょう。

 

プログラミング

ITエンジニアは2019年現在で人手不足です。情報化時代なので、これからもさらに人手不足が拡大していきます。年金制度の事実上の崩壊で老後の生活費が約2,000万円足りなくなると言われているだけでなく、平均年収も下がっていくことが予想されるので、プログラミング力をまだ比較的若い40代のうちから学んでおくことで、足りない生活費分は稼げるようになります。

 

3つのスキルが合わさるとより力を発揮します

仮に将来、雇用流動化になって、個人事業主の時代が来たら、自分で顧客を獲得しなければなりません。そこで、デジタルとアナログの新規顧客開拓力を駆使しして、プログラミング力を商品として売れば、稼げます。

 

スキルを身に付ける方法

求められるスキルを理解していただけたと思いますが、身に付ける方法を紹介します。

 

  • 社内のその職種に就いている人から教えてもらう
  • 書籍やウェブ上のコンテンツで学ぶ
  • プログラミングスクールに通う

 

社内のその職種に就いている人から教えてもらう

社内の新規開拓営業をしている人、Webマーケター、ITエンジニアから教えてもらったり、社内異動して実際にその仕事に携わると良いでしょう。すぐに聞けるというメリットがあります。ただし、業務中は時間を取りにくいというデメリットがあります。

 

書籍やウェブ上のコンテンツで学ぶ

本屋だけでなくウェブ上のコンテンツでも、営業やマーケティング、プログラミングの習得ノウハウが書かれたものが溢れています。そういったノウハウコンテンツを見て学ぶのも一つの方法です。

 

プログラミングスクールに通う

プログラミングスキルを身に付けるには、オンラインや通学で学べるプログラミングスクールを利用するのが最適です。

 

ただし注意しておきたいのは、サービスの質、利用料金です。スクールの乱立や素人相手に商売をしていることもあり、講師やカリキュラムの質にバラつきがあります。上から目線であったり、対応が雑だったり、大学生がアルバイトでやっていたりすることもあります。

 

また、高いお金を出した割に、スキルが身に付いたようには感じなかったり、カリキュラムがどう考えてもこなせるような作りになっていないところもあります。こういったデメリットがあることを理解しておきましょう。

 

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